完結

20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗 (http://www.20thboys.com/index.html)

最近お馴染みになってきたユナイテッドシネマ豊洲にて鑑賞。
完結しました。
まあ、原作のファンの方なんかはいろいろと文句はあるやもしれんけど、これはこれで良かったんじゃないでしょうかね?
一応一通りの伏線はちゃんと回収してるようだし。というか、回収出来そうも無い伏線は1章、2章の時点でまるっとカットされてたみたいだし。
堤監督的な演出も所々で観られはしたけど、やっぱり原作に遠慮した印象はあるかな。バリバリに堤節で行くのかどうかというのは微妙な問題だったりするので、どちらが良かったかは判らんしなぁ。


で、ちょっと気になったのが噂のラスト10分の種明かし部分。どうもこれは試写の時点でも「ともだちの正体」を伏せるために最後にまわした感じがするんだなぁ。
ストーリーの流れ的には、ケンヂとともだちの対決シーンよりも前に持って、ケンヂが全てを悟った後に×××したという展開のの方が判りやすかった気がするんだな。
ただ、そのお陰でラストシーンでグレッグ・ベアの「ブラッドミュージック」のラスト*1を思い出しちまったよ(苦笑)。(あ、これネタバレになってないよな? え? ブラッドミュージック知らない?(笑) )
それと要所々々で説明不足&間を詰め過ぎな感は否めない。けど、あれだけの大作をこの時間に収める事自体に少々ムリがあったのかもしれんね。
まあ、第1章、第2章を面白く観れた人にはオススメ。


余談だけど、日テレの宣伝で「邦画で初めて最初から3部作で作られた」って言ってたけど、それ違うから。
機動戦士ガンダム」の映画板は最初から3部作で作られてます(笑)。(あれは邦画じゃないのか? アニメは別枠か?)

*1:「君たちの間に握手は幾つある? 握手は一度だ。何も失われてはいない」(謎)