美しく退屈

ゼラチンシルバーLOVE (http://www.silver-love.com/index.html)

銀座テアトルシネマにて鑑賞。
映画評のサイトなんかで酷評されていて、しかも劇場はガラガラ。なので、それなりに覚悟をして観たのだけど、いやいや意外と良かった。
とは言え、一言で言ってしまうと「美しく退屈」な映画なので、それなりに退屈な映画に耐性のある人じゃないと辛いでしょうが(苦笑)。
この感じは、以前にも感じた事が有る。クリストファー・ドイル監督の「孔雀」がそうだった。あれも映像の美しさと退屈さを兼ね備た映画だった。そう言えば、クリストファー・ドイルもスチルカメラマンをやってた。なんか、そういう傾向が有るのかも。
ストーリー的には、あまり語る事は無い感じ。あらすじを言うと、それだけでラストまで辿り着きそうなくらい(ストーリー的には)内容が薄い感じだし。その代わり、映像的には好みの描写が多くて良かった。唇フェチとか食事シーンフェチの人(いるのか?)にはたまらないかもしれない(苦笑)。


で、オススメかと問われたら、まあ絶対薦めません。これは、退屈を楽しめる人と前述のフェチの人以外には辛い映画です。