罪と罰と犯罪と

罪とか罰とか (http://www.tsumi-batsu.com/)

勝手知ったる(?)テアトル新宿にて鑑賞。
いや、面白い(笑)。
全体的にタチの悪いブラック・ジョークと奇人変人博物館みたいな映画だけど、それが最後にちゃんと奇麗に終わるので、見終わった後にクドい感じはしない。いや、むしろ爽やかな感じすらする。
猟奇的な連続殺人犯と警察の腐敗と崖っぷちアイドル。ディープなドラマに仕上げようとすればかなり重い話に出来るんだけど、やっぱりそこはケラ監督なのでコメディーで包んで暗さや重さを殆ど感じさせない。にもかかわらず、生と死だったり犯罪だったり悪意だったりをちゃんと考えさせる。いや、巧い。
ケラ監督の映画は殆ど観てる筈なんだけど、これは一番の傑作。
オススメ。


で、エンドロールの後のアレは、とある人に向けた監督の個人的なメッセージだったんだな。
という風に(昨日のニュースを知ってからだと)思えてしまう(笑)。