民宿へ行こう

天国はまだ遠く (http://www.tenmada.com/)

シネセゾン渋谷にて鑑賞。
ストーリーは公式サイトを見てもらうとして…。と言ってもタイトルが既に半分くらいネタバレじゃねぇのか? という気もするがそれはともかく。
で、優待ポイント消化のつもりで観たのだけど、思ったより良かった。
まあ、加藤ローサの演技は相変わらず幅が無いなぁとか、長い事モデルの仕事してた所為か何をやっても可愛くなってしまうのも考えモンだなとか、映画初主演の徳井義実は次第点だったけど笑う演技だけはちょっと難があったなぁとかとか、色々と思う所が無い訳でもない(苦笑)。
ストーリー的にも、主人公の千鶴が自殺に至る経緯が今ひとつ弱いという感じもする。まあチラホラと強迫神経症パニック障害を思わせるような場面はあったけど、本当にそうだったら初めて会った村の人に普通に挨拶するなんて出来ないよな。それと睡眠薬で自殺に失敗するってのは、本当はもっと悲惨な事になると思う*1んだけど、千鶴が間違って自殺に向いてない睡眠薬を持って来たって事なのかな?*2
とは言え、宮津の農村は楽園みたいに美しく撮れてて最後まで心地よく観られる。なるほど、加藤ローサ扮する主人公の千鶴と同じように「絶景の宿 民宿 たむら」に滞在しているような気分でいられるように出来てるのだな。
都会の生活に疲れて、ひと時だけ田舎でのんびりしたい人にオススメ。かも(弱気)。


観終わったら蕎麦を食べに行くべし。それも粗く切った田舎蕎麦が良い。

*1:クワイエットルームにようこそ」とか観ると良いです。

*2:睡眠薬も種類が多くて、最近は簡単に死ねない薬の方が多いです。