文化的侵略? - 駄文な駄文 - もしくはBlogのように見えるモノ -

　報道官は「このＮＧＯが住民の役に立っていたことは知っている。だが、住民に西洋文化を植え付けようとするスパイだ」と主張。「日本のように部隊を駐留していない国の援助団体でも、われわれは殺害する」と訴えた。

残念なことに予想通りの回答。
非イスラム圏の文化を持ち込むこと自体、原理主義者からすれば侵略行為なのだな。
それが侵略行為であるならば、彼らにとって日本はアメリカ以上の脅威になりうる。
日本人は自身の信仰に無頓着であるだけではなく、他者の信仰に敬意を払わないから。

日本も主な宗教について、どういう教えなのか、信者の人がどう考えているのか、その宗教での禁忌は何か、ぐらいは学校で教えても良いと思う。
それこそ、日本の学校ではそういう事を教えること自体が禁忌になってる雰囲気はあるけど。(ただし一部の宗教系の学校を除く)*1

　伊藤さんには「ご苦労さまでした、と声を掛けてあげたい」と述べ、「ここまで尽くしてきた彼の遺志を継いで、今後もアフガニスタンでの活動を続けていきたい」と強調した。

「ここで停戦しては、戦死した英霊達に申し訳が立たない」と戦争を終わらせられなかった旧日本軍大本営と同じ論法なのだがそれに気付いてはいまい。
個人的に中村哲氏は尊敬できる人物だとは思うが「亡くなった人の意志」で動いていては危険すぎる。

*1:特定の宗教だけを教えるのもまた一寸問題が有るとは思うんだけど。