空虚な正論

児童ポルノ撲滅に向けアグネスが悲痛な叫び「子供たちのトラウマは一生消えない」 (http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080311-00000003-oric-ent)

東南アジアあたりを行った紀行文とかサイバラ画伯の漫画とか読んでると、こういう議論がとてつもなく空虚に見えてくる。
いつだって、事件は現場で起きているんだがな。
しかし、当のアグネスさんも

先般、児童買春の状況の視察にタイに赴いたというアグネスは「正直、その時のショックは一生忘れることが出来ません。大人に性的な道具として扱われるのは決して許せないことです」と自身の想いを切実に語った。

と言っているので、「現場」は知っているわけだよ。
それでも、現場から遠く離れた日本の法律改正を主張するわけか。日本で法律を作ったところで現地の子供達を一朝一夕に救える訳ではないというのは本人も承知の上だろうが。
で、日本では言えるが、現場で言えないというのはどういう事なのか? という部分も考えておくべきかな。