思った事

似非科学(ニセ科学)と主観

似非科学を信じている人たちは、科学的に全く証明できていない(できない)「ゲーム脳」を力説するより、科学的に証明できる「アルコール脳の恐怖」でも説いて欲しい。
アルコールが脳の機能を低下させるのは明らかに事実で科学的にも証明されているので、こっちなら科学的に正しくて問題はない筈。
なのだが、多くの人たちは「ゲーム脳」の話はしても、「アルコール脳」の話はしない。彼らにとって重要なのは、真実かどうかではなくて「好きか嫌いか」、「信じたいか信じたくないか」なんである。
「ゲームは嫌いだが、アルコールは好きだ」とか「ゲームで脳の機能が低下するのは信じたいが、アルコールで脳の機能が低下するのは信じたくない」という主観レベルの話でしかない。

という事を考えると、ある事象が似非科学である事を告発したところで、世の中はそれほど変わらないのではないか?
と思う。