マスコミの限界

週刊 自転車ツーキニスト【緊急】幽霊が幽霊でなくなった270号(http://www.melma.com/backnumber_16703_3447937/)

週刊 自転車ツーキニスト【続報】真面目に憂慮すべき271号(http://www.melma.com/backnumber_16703_3451197/)

週刊 自転車ツーキニスト【さらなる続報】なんと姑息な272号(http://www.melma.com/backnumber_16703_3452066/)

疋田さんここ↑にはも書けない事があるよう気がする。
交通安全や交通事故の本質は自動車にある。おそらく9割以上の死亡事故は自動車が関わっていると思われる。9.11の同時多発テロで死亡した人数の6倍からの人が自動車に殺されている。
だから、減らすべきは自動車の方。という事は判る。
しかし、そういう観点でマスコミが報道する事は稀というか殆ど無い。
死亡事故が多くても、
「交通事故の死者が多い -> みなさん気をつけましょう」
という報道になる。
例えば、銃火器だとこうは行かない。
「銃による殺人事件が多い -> 銃火器が野放しにされている状況が問題です」
となるだろう。
決して、
「交通事故の死者が多い -> 増えすぎた自動車が野放しになっている状況が問題」
とは言わない。
何故か?
つまり、日本の自動車産業がどのくらい巨大な力を持っているかという事なんである。
テレビ業界が自動車業界を批判する事は不可能なのだ。考えてみれば分かる。一日のテレビで自動車のCMがどれだけ流れているか。そしてソレは一般市民に高い影響力を持つニュース・ショーでも同じ。
そんな状況で自動車業界の意向に逆らうような報道なんぞできない。
それは疋田氏のようなテレビ局のプロデューサーも同じ事。
民間の大手マスコミは反政府の報道はいくらでも書ける。しかし、反スポンサーの報道なんて出来はしない。